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Domaine Atsushi Suzukiは家族のみで経営する北海道余市にある小さなドメーヌです。

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【畑】北海道余市町登。慣行栽培でワインブドウを栽培していた農家さんから5.6ヘクタールの畑を引き継ぎ、標高60m~80m程の東斜面で土壌は安山岩などを母岩に持ち風化した礫や砂、粘土等が混ざりあった水はけのよい場所です。東向きのなだらかな斜面の為、日当たりが良く風も通りやすい為、ブドウを病気から守ってくれます。

【栽培】凝縮したブドウを収穫するためにはどうすればよいかといつも考えながら農作業に励んでおり、農薬にあまり頼らなくても病気に強いブドウの樹に仕立てることを目指しています。草生栽培、基本的に不耕起。農薬はボルドー液中心で灰色かび病に特に弱い品種には化学農薬を年に数回撒いています。化学農薬に頼らなければならない品種は将来的に全て無くしていき畑の環境が整った時(土壌や害虫、益虫のバランス、樹の樹勢等)有機栽培でブドウを育てていくことを理想としています。今現在、化学農薬を使用していない区画がありドメーヌアツシスズキのワインはその区画から収穫したブドウで醸造しています。

【品種】多い順にツヴァイゲルト、ケルナー、ミュラートゥルガウ、ピノノワール、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール。主にドイツ系の品種が多いですが2017年からドイツ系の品種を減らしていきシャルドネに少しづつ植え替えています。

【醸造】赤ワインならピュアで優しい味わい。白ワインはミネラルを感じるワインが好きなのでそのような醸造を目指しています。ジュラやロワールなどの自然派ワイン、ブルゴーニュの繊細で上品なワインが好きです。野生酵母による発酵、亜硫酸は主に流通によるダメージ軽減の為、瓶詰め時少量添加するのみです。ブドウが持つ力を素直に表現したい為、補糖や補酸は考えていません。

【ワイナリー】昭和初期に建てられたリンゴを保管する石蔵を改装しています。年間を通してエアコンが無くても急激な温度変化はなく酵母の発酵を助けてくれます。設備としてはお世辞にも広いとは言えず大きなプレス機は入らない為、小さなバスケットプレスと樽、樹脂タンクのみです。ポンプや徐梗破砕機等はありません。その為、肉体的には疲れる作業ですがその代わりブドウの状態を細かく見ながら作業を進める事が出来ます。